竹村良子「世界スケッチ旅行」 

リンゴの花咲く丘(リッチモンド)1992年 油彩 F8

リトグラフを発表 於東京銀座・三越 '99年1月 


 多くの自我を主張する芸術家の中にあって、竹村良子さんは、まず第一に家族を大切にする希有な画家です。
 華々しいあの宝塚歌劇の出身でありながら、結婚後は、常にマスコミの頂点にあって世の脚光を浴びて走り続けている夫君を陰で支え、自らはひっそりといつも実に静かな雰囲気を漂わせ続けています。そのうえ二男一女も育てました。 
 竹村良子さんの作品の特徴は、何といってもまず色彩の透明な明るさ。
 彼女の作品の透明な明るさが醸し出す“幸せな空気”が、カンバスから薫風や爽涼となって流れでてきます。アートセラピーなるものがあるとすればまさにそれです。
それでいて筆致の大胆さには驚かされるのです。華奢な体のどこからあのダイナミックなタッチがでてくるのでしょうか。
 画風は実に多彩。時には印象派の始祖、シスレーの端正な優雅さが、時にはマチスのフォービズムと実に奔放で天真らんまんに描き分けています。
 このページは、竹村良子さんが夫君との海外旅行中に描きためた作品を絵日記風に構成したものです。(M.Kondoh)

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