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初めての家族旅行は、1970年パリからのスタートでした。ニューヨークでの仕事をすませた私達夫婦は、まもなく廃止になると言われたコンコルドに乗りパリで子供たちと合流、20日間の珍道中を繰り広げました。
レンタカーのガソリンを入れたとき、レギュラーとハイオクを間違ったことに気付かず高速道路で黒鉛を吐き上げて止まってしまったこともありました。エマージェンシーを頼んでパーキングエリアに引きずって言ってもらったのは良かったけれど、この時現金をほとんどもっておらず(おまけに土曜日)、黙って新しいガソリンを入れてもらった後で「実は・・・」とトラベラーズチェックで無理矢理支払いをすませましたっけ。その後、銀行のある街にたどり着くまで、がりがりになったフランスパンの切れ端を一家でかじって空腹をしのぎました。コックスハーフン、ブレーメン、アンティーブ岬やニース。ザルツブルグでの美しい夕暮れは、今でも共通の想い出として家族の話題にのぼります。
次々に移動したこの旅のスケッチは、残念ながらロンドンのキングスレイホテルからの一枚だけしか書けませんでした。
| ロンドン、パリ、ブルージュから |
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